私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介
Kirklands House カークランズ・ハウス
Hosts | Peter and Gill Hart |
Address | Bridge St, Saline, Fife KY12 9TS |
Telephone | 1383 852737 |
E−Mail | stay@kirklandshouseandgarden.co.uk |
Web Site | Kirklands House |
More Information | - |
2010年5月29日(土)〜6月1日(火) 3泊 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
29日(土) 夕
今宵から3泊はカークランズ・ハウスだ。実は今朝までのベルサイドとはフォース湾を挟んで、直線距離なら20kmも離れていない。
もう少し北のパース(Pertyh)近郊かキンロス(Kinross)周辺で探したがB&B情報の中で最もお気に入りがここだったのだ。
18時10分到着。玄関のドアーに「ガーデンに居ます」のカードが下がっている。大きな声で「ハロー」と呼ぶと、とても感じが良いホステスのGillが現れた。
普段は到着が遅くなり直ぐに食事に出ることが多いので、ゆっくりWelcome Teaをいただくことができないが、今日は素敵なシッティングルームでミルクティーをいただく。
屋敷もガーデンも部屋も申し分なくゆったりしている。選択に誤りなしだ。
30日(日) 朝
ロケーションとしては満足でないカークランズ・ハウスを選択した理由は、ホームページで見る1832年に建てられたという美しいハウスと
ガーデニング講座を開設しているガーデナーの素晴らしいガーデンに惹かれたからだ。
カークランズ・ハウス初のブレックファストに期待を寄せダイニングに入る。驚いたことに壁に打ち掛けが掛っているではないか。
壁紙や調度も何んとなくオリエンタルな雰囲気だ。聞けばホストは中国人の友人がいて、中国には何度か訪れているが、日本には来たことがないそうだ。
打ち掛けは中国の友人から譲り受けたものだという。日本の花嫁衣装であることは知っていた。
明るい窓辺に並べられた器からフレッシュフルーツをたっぷり取り分けヨーグルトを掛ける。更にレーズンをトッピングしていただく。
いやがうえにも食欲は増す。そして、フルスコティッシュにカリカリ三角トーストにバターとジャム、これだけいただくと、昼食は軽いおやつ程度で済んでしまう。
ここでは紅茶の種類も指定できる。昨日のウエルカムティーではダージリンを頼んだので。今朝はモーニングティーをオーダーする。
ダイニングルームの窓から広い芝の広場が見える。その周囲にボーダーガーデンと気になる幾つかのオーナメントが置かれている。
食事の後ガーデンに出る。オーナメントはチェーンソーカービングのフクロウとキノコだ。チェーンソーカービングは何時か挑戦してみたいと願っている。
そして、石の彫刻が4つある。Robert Forrestという1852年に亡くなった彫刻家の作品だというからかなり古いものだ。
立像はGeorge Ramseyの詩の登場人物でSymonとBauldyで座っている像はBurnの詩を題材にした Tam O’ShanterとSouter Johnnyという人物だとホームページに記載されているが、
元の詩を知らないのでどんなシーンかは定かでないが、座像はグラスを手に飲み物を楽しみながら談笑している姿がとても楽しい。
ボーダーはカラフルであるが、調和している。配色のセンスを見習いたい。天気は良いが気温9度、冷気が快く身が締まる。
30日(日) 夕
カークランズは食事もできるとのことで到着時、今夜のディナーを予約してある。スタートは19時30分だから、まだ1時間以上ある。
ここのガーデンはヴィジターは3ポンドだが、宿泊客はフリーだ。ハウスの南斜面に広大なガーデンが広がる。色遣いは少々ビビットに過ぎる感があるが、これは好みの問題だ。
のんびり一巡りの後、シャワーを浴び、着替えをしてディナーに臨む。
ディナーは朝食でも一緒になった、オランダ人ご夫婦と一緒だ。ここはアルコールを販売するライセンスがないので、お酒は持ち込みなのだ。
それでアウキテラーダーの街でワインを求めたのだ。オランダ人ご夫婦はそれを知らなかったらしい。我々のワインを注ぐようホストに伝える。すると、販売できないから、
ホストのおごりということで、1本追加となった。
ここではホステスのGillが調理し、ホストのPeterがサービスを分担している。スターターは野菜とエビなどのシーフードのサラダというのだろうか、
ジンジャーかミントか強い香りと刺激がする。オランダ人ご夫婦はさっさと平らげた。私も何んとか続いたが、妻は半分以上残したろうか、ちょっと厳しい代物だった。
メインはサーモンのソテー、トマトとバジルのソースだ。これはいけるが、スターターといい、メインといい量が多すぎる。これも何んとか完食するが、
ブロッコリーとジャガイモの付け合わせにはほとんど手が付けられない。オランダ人ご夫妻はお喋りだ。あちらは二人が交互に喋っているが、
こちらは妻一人で応対だから妻は食事をする暇がない。そこをホストがカバーしてくれて晩餐はは進む。喋れないまでも、一所懸命聞いているから、今宵は疲れた。
31日(月) 朝
今日は素晴らしいお天気に恵まれ、爽やかな清々しい朝だ。明るく清潔なダイニング、素敵な食器、美味しいフルスコティッシュ、良い一日になりそうだ。
何は措いてもペトロールだ。Peterに東方面で最寄りのペトロール・ステーションを教えてもらい、経済速度で走る。Drumの街で無事満タンにする。
46リットル入ったから、まだ5リットル程度は残っていたことになる。計算以上に余裕があったようだが、以後早めの給油を心掛けよう。
1日(火) 朝
今朝も変わらずフルスコティッシュ・ブレックファーストをいただく。
同席はお喋りオランダ人ご夫妻だ。ご夫妻も今日が出立で「ミッドランド方面に南下する」という。
お住まいを訊ねると「アムステルダムから400マイルの国の外れの街で人口密度世界第2位の街だ」と聞き取ったのだが、帰国後調べてみると、国土の狭いオランダでは、
アムステルダムから400マイルといったら外国になってしまうし、人口密度についても「人口密度の高い都市トップ20」(米誌フォーブス)によればオランダの都市は入っていない。
どうやら、こちらの聞き違いのようだ。お喋りにお付き合いするのも骨が折れる。
(因みに、人口密度の高い都市1位はインドのムンバイ、2位もインドでカルカッタ、3位はパキスタンのカラチとなっている。日本の都市もトップ20には入っていない。)
GillとPeterに別れを告げ出発。次のB&Bは直線距離なら北へわずか60kmなのだ。
Where to Eat | The Vanilla Pod ザ・バニラ・ポッド |
Gillの一押しのレストランはザ・バニラ・ポッドだという。
10km程北西に走ったダラー(Dollar)の街の中心部にある"coffee shop and bistro"と謳うカジュアルな店だ。
この時のナビ子ちゃんは何をとち狂ったのか、森の中で「目的地周辺です」と言い出した。目的地の設定を何度やり直しても同じ結果だ。何とか自力で探し当てた。
スターターに・ Warm Chick Salad with spiced Mushrooms and a Mint Yoghurt ・ Melon Parma Ham & Orange Salad with a Citrus & Elderflower Syrup
メインは・ Seared Fillet of Salmon with crushed Peas, New Potates and a Vine Tomato Sauce
・ Asparagus & Fine Herb Omelette with a crisp Salad & Creme Fraicheをオーダーした。
見た目も良く極めて美味しい。量も丁度良い。大満足だ。私達が席に着いた時には4席ほど空いていたのだが、その後のお客さんは断られている。
全て予約席なのだ。ここには明後日もう一度来ようと相談がまとまる。
Where to Eat | Castle Campbell Hotel キャッスル・キャンベル・ホテル |
今朝の朝食後「一昨夜のザ・バニラ・ポッドがとても気に入ったので、今夜も予約して欲しいとGillに頼んだところ、
「ザ・バニラ・ポッドでディナーが出来るのは木・金・土だけなの」と残念な返事だ。
「ザ・バニラ・ポッドのお向かいのキャッスル・キャンベル・ホテルが良い」とのお薦めだ。
スターターは ・ Chicken liver pate, with tomato & onion chatney with apple & oatcakes ・ Pan fried scallops with garlic, lemon & white wine
メインに ・ Mixed mushroom stroganoff with herby basmati rice ・ Pan roast duck breast with orange & redcurrant glaze をオーダーする。
チキンレバーパテとローストダックが赤ワインに良く合う。ほたてもふっくら柔らかだ。大好きなマッシュルームがストロガノフなのだから言わずもがな。
しかし、久々の御飯だが、herby basmati riceはパッとしない。
詳細は Web Site などでご確認ください。
「旅行記」もご覧ください。